昨今では手間を惜しみ無駄を省いた商品が売れる時代となりました。手紙より携帯、手作りより既製品といったように、安く簡単に良いものが手に入るようになったとも言えます。合理主義がもてはやされる今、結婚指輪はどうなのでしょうか。なくても困るものではありませんし、値段は物によりかなりの価格差はでるものの指輪ですから決して安くはありません。
それなりの大きさでランクの高いダイヤつきの物であれば海外旅行を何泊もできてしまうような値段がついています。では結婚指輪は必要ないものなのでしょうか。結婚しているという愛を形あるもので証明しているのです。結婚したいほど好きな相手から贈られて嫌な気分になる女性はまずいないでしょう。
ですがこんな高い物買うお金があるならもっと実用的な物がいいのに、であるとか新婚旅行の足しにしてより良い場所や待遇を受けたいと感じる女性もいますし、それはその個人の性格にもよりますから、購入するべきか否かは一概には言えません。これは贈る側、贈られる側にとって価値観が一致するかどうか、ある意味これからの結婚生活に影響する可能性のある問題として、第一の試練とも言えます。特に贈る側は相手が喜ぶのかどうか分からなければ迷うところですが、望んでいる女性にとってサプライズで用意して渡されると嬉しさも倍増です。まずは自分の考え、価値観を相手に知ってもらうためにも余計な詮索をせずに、結婚指輪を買うかどうか、自分の意志で決定してしまう方が賢明なのかもしれません。